ボウリングで高得点を出すには技術も必要ですが作戦も大事です。やみくもに投げるのではなくじっくり戦略を考えてから練習する方がボウリングを上達するコツです。
ボウリングは確かに上手い・下手の差はありますが高得点を取るためには戦略も大事です。この戦略がしっかりとしていれば無駄な投球も減るので確実性が上がり高得点を出しやすくなります。
戦略と言っても難しいことはありません。この記事を読んでからまず理解することから始めましょう。
もくじ
ボウリング初心者が高得点を出すための考え方
ボウリングで高いスコアを出すなら、まずオープンフレーム(ストライクやスペアが取れなかった回)を作らないことと、次にストライクやスペアーは連続して出すことです。
これは、どういうことかと言うと仮に、5回のストライクと9本ずつ倒した5回のオープンフレームという構成のスコアだとします。
1フレームから5フレームまでが全てストライクで、6フレームから10フレームまでは、9本ずつのオープンフレームだとすると、合計182点です。(下のスコア表)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | ||||||||||||
– | X | – | X | – | X | – | X | – | X | 8 | 1 | 6 | 3 | 9 | – | 8 | 1 | 6 | 3 | ||
30 | 60 | 90 | 118 | 137 | 146 | 155 | 164 | 173 | 182 |
次に、1フレームがストライク、2フレームは9本のオープン、3フレームがまたストライクで4フレームは9本のオープンとストライクとオープンフレームとが交互に並んだ場合は、合計140点です。(下のスコア表)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | ||||||||||||
– | X | 9 | – | – | X | 9 | – | – | X | 9 | – | – | X | 9 | – | – | X | 9 | – | ||
19 | 28 | 47 | 56 | 75 | 84 | 103 | 112 | 131 | 140 |
これに対して、ストライクが一度もないけどオール9本のスペアだと合計は190点となります。華やかなストライクは欲しいところですが、いかにオープンフレームを作らないことが大事なのか分かります。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | ||||||||||||
9 | / | 9 | / | 9 | / | 9 | / | 9 | / | 9 | / | 9 | / | 9 | / | 9 | / | 9 | / | 9 | |
19 | 38 | 57 | 76 | 95 | 114 | 133 | 152 | 171 | 190 |
確実にストライク、スペアを取るための心得
オープンフレームを作らないためには、ピンが左右に割れるスプリットを出さないことです。
とは言っても初心者の投げるボールは、基本的にストレートボールです。
回転も転がる方向と同じ縦方向ですからピンアクションを起こしにくく、1番ピンにまっすぐに当たったときなどは、4番、6番と7番、10番のグループで左右に分かれてピンが残るスプリットが、出やすくなります。
7番、10番とはじピンが残った時などは、最悪で、どちらか1本を取るのも難しくなります。
ボウリングスコアがアップするための投げ方とは?
そこで、第一投はどこをねらって投げるかが、大事になります。普通は、1番ピンと3番ピンの間をねらうように、レーンに描いてある長三角のマーク(スパッと)を目印に投げます。
しかし、ストレートボールでは、わずかにずれただけでも1番ピンに、真っ直ぐに当たる場合が多く、その結果、両サイドの4番、7番ピンや6番、10番ピンが残りやすく、運が悪ければ、スプリツトになります。
そうならないように、レーンの右端から助走をスタートさせ、ガーターの溝から左へ板2~3枚分入った所から1番、3番の間をねらって、レーン上を右端から中央に向け、斜めに投球します。
ストライクを狙いすぎることでの注意点もあり!
このとき大事なことは、あまり極端に斜めにしないことです。レーンは長いですから、手元では小さな斜めの投球でも、ピンに届く頃には、大きな斜めの角度で当たることになります。
しかし、どれくらいの角度で斜めに投げるかは、経験と練習を重ねるしかありません。要は、スピリットを出さないような第一投を心がけます。
これは、スペアーを取ったときに、次の一投まで加算できるボウリングの得点法にも有利に働きます。なぜなら、斜めに入れば、当然、倒すピンの数も増えるからです。
スペアーの取り方も、経験と練習を重ねることが大事になってきますがコツや理論はありますので難しく考えすぎずにまずは情報収集から始めることが大事ですね。