ボウリングの醍醐味であるカーブするフックボールはボウリングの理論的にも効率よくピンを倒すためのボールです。フックボールを投げるコツをつかんでワンランク上のボウリングを楽しみましょう。
プロボウラーや上級者が良く投げている曲がるボール。曲がるボールはピンを倒しやすく、回転数があるために他のピンを巻き込む効果があります。
フックボールを投げるために必要なコツも紹介していますので投げてみたいと思ったら挑戦してみませんか?意外に簡単ですよ。
もくじ
効率よくストライクをとるために曲がるボールが必要
ボウリング理論というものがあって、いかにストライクやスペアを上手くとるためのコツや方法がまとめられています。
そのボウリング理論でストライクを取るには、1番ピンと3番ピン(左利きの場合は、1番ピンと2番ピン)の間にボールを投入する事が必要です。
ストレートボールはなぜダメなのか?
なにも知識がない、ただボウリングとして遊んでいる方の場合だとストレートボールが基本になってきます。
まっすぐピンの間に入るストレートボールでは、その後が縦にボールが転がっていくだけですので、両サイドに押し倒して行くようなピンアクションしか望めません。
そのため、場合によっては7番、10番が残ることになり、6番、7番、10番の3本、4番、7番、10番の3本番など、ストレートボールしか投げられないとスプリットを出しやすくなります。
スピリットは、即オープンフレームになりますので、是非とも避けたいピンの残り方です。
フックボールでなぜストライクが取れるのか?
これに対して、レーンの右端を転がって進み、10本並んだピンに近づくと左にカーブを切りながら1番、3番ピンの間に、斜めに入っていくのが、フックボールです。
その後、ボールは4番、5番、7番の方向に斜めに転がっていきますので、両サイドにピンが割れるスプリットは、出にくくなります。
そして何より、ストレートボールと違うのはカーブさせるために、ボールに横回転を与えていることです。
横に回転しながらボールが、ピンのすき間に入っていきますから、はじかれたピンは足元を払われたような状態で横向きになって、色んな方向へ飛び出すピンアクションを起こし、ストライクになる確立が、さらに高くなります。
ボウリングは、ストライクが、ダブルやターキーで出て、初めて高得点を得ることができますので、是非ともマスターしたい投球テクニックです。
曲がるフックボールを投げるコツは?難しい?
フックボールを投げるコツは投げ終わった時に、右手が、腰を落とした体全体の姿勢と共に、握手をする手のひらの向きと形になっていることです。
投球の際に、右手首を体の方に向けて並行に保ち、できるだけ手首と手のひらとを立てた状態で、親指、中指と薬指の順に抜いていきます。
ボールの重さで手首と手の平を立てることが難しいときは、リスタイというサポーターもあります。
まずは実際に投げてみる前に自宅などでイメージトレーニングをすることが大事です。素振りのように手の動かし方や指を抜いていく順番などをしっかりと頭に残すことが出来れば再現もしやすいです。
マイボールをこれから考えている方であればボール自体が曲がりやすく重心をセッティングしたボールが選べるので便利です。
また指のサイズも合わせてもらえるのでフックボールを投げたいからマイボールを購入というのも悪くない選択です。
それだけ練習する時間や量もボールを持つだけで減りますからね。
ハウスボールでフックボールを投げるには?
マイボールをもっていないハウスボールを使う方の場合はできるだけ親指が抜きやすいボールを選ぶ必要があります。
最近では親指を入れないサムレス投法というのもありますが慣れていないと怪我をしやすいのであまりお勧めはできません。
サムレス投法については他記事でも紹介していますので気になる方は参考にしてください。
まとめ
ボールを上から持つストレートボールと違い、体と手のひらの間にボールをもつフックボール、手首の強さがカギになりますが、マスターしたい投球フォームです。
曲がるボールを投げることでスコアアップはもちろん、難易度の高いスピリットになる確率が随分と下がりますのでより効率よく得点を伸ばすことが可能です。
どちらにしても練習をしないことには簡単に投げられるボールではありませんのであらかじめ練習をすることをおすすめします。